構造｜ＢＥＬＩＳＴＡ神戸旧居留地

STRUCTURE 構造

徹底した品質管理と安心への配慮
人はもちろん、建物や家財を守る
強固な地盤と構造の免震レジデンス

いつもいつまでも安心・快適

免震構造

『ＢＥＬＩＳＴＡ神戸旧居留地』では、地震に強い住まいを目指して免震工法が採用されています。免震工法とは、建物を地盤から切り離し、その間に積層ゴムなどの免震装置を設置することで、地震の揺れを建物に伝わりにくくする工法です。この免震工法を採用した構造躯体では、地震時に生じる建物の損傷や、家具の転倒など建物内部の被害が抑えられます。さらに建物の強い揺れがゆっくりとした揺れになることから、パニックなどの心理的不安が軽減されます。建物自体をまず守り、居住者にとってのダメージを最小限に抑えることを目指した構造になっています。

鉛入り積層ゴム

『ＢＥＬＩＳＴＡ神戸旧居留地』で採用されている免震工法では、「鉛プラグ入り積層ゴム」が取り入れられています。鉛プラグ入り積層ゴムとは、「積層ゴム」の内部に「鉛プラグ」を封入した免震装置です。「積層ゴム」は、薄いゴム層と鋼板を交互に積層したもので、上下(鉛直)方向には硬く、建物をしっかり支え、水平方向に対しては柔らかく、地震の揺れをゆるやかな動きに帰る機能を持っています。
また、ゴムの持っている復元力で、地震がおさまった後、建物を元の位置に戻す復元機能も持っています。一方、「鉛プラグ」は、積層ゴムの変形に伴って、塑性変形を起こし、地震の揺れを吸収するとともに、建物の大きな揺れを速やかに減衰させる機能を持っています。この免震装置を建物と基礎の間に複数設置することにより、免震装置が地震の揺れを吸収し、建物の激しい揺れが抑えられています。

住宅性能評価書

「住宅性能表示制度」は、外見だけでは判断できない住宅の性能について、項目別に等級や数値等を用いて表示される制度で、「構造の安定に関すること」「火災時の安全性に関すること」「劣化の軽減に関すること」など10分野の性能表示項目に区分されます。第三者機関として国土交通大臣に登録した登録住宅性能評価機関が評価するため、客観的かつ公平にチェックされます。住宅性能評価には、設計図書の段階において評価を行い交付される「設計住宅性能評価書」と、施工段階と完成段階の合計8回の検査により、評価を受けた設計図書通りに工事が行われているかのチェックを経て交付される「建設住宅性能評価書」の2種類があります。

構造・耐久性

杭基礎

住居棟は地下約40mの支持層まで杭を打ち込む杭基礎が採用されています。地盤にかかる建物自体の荷重、地震の際に加わる荷重などを計算し、杭の本数や各杭の耐久が決定されています。住居棟は29本、立体駐車場には10本の杭基礎が打設されています。杭と健物基礎、そして強固な支持杭によって、地震の際にも建物をしっかりと支えるようになっています。

溶接閉鎖型せん断補強筋

コンクリート柱内の帯筋には、工場溶接して主筋にはめこむ溶接閉鎖型せん断補強筋が採用されています。一般的な帯筋に比べて強度が均一になり、コンクリートの拘束性を高めるようになっています。また、地震時に主筋が折れ曲がることから守り、より、耐震性の高い粘り強い構造となっています。

コンクリートのかぶり厚

コンクリートはアルカリ性のため、大気中の物質に影響を受けて中性化していきます。この現象が極度に進むとコンクリート内の鉄筋が錆びて、鉄筋の外側のコンクリートを押し出し、破損の原因となります。その対策として、鉄筋を覆うコンクリートの厚さ(かぶり厚)に、建築基準法の規定に沿った一定基準を設けることにより鉄筋を守るようになっています。

ダブル配筋

床や戸境壁などの鉄筋には、鉄筋を格子状に組み上げる工程で二重に組むダブル配筋が採用されています。シングル配筋に比べて高い強度と耐久性を実現しています。

遮音性能

フローリングと床スラブ

上下階を隔てる住戸間の床フラブ厚は約200㎜～240㎜(ボイドスラブの場合は約275～300㎜)を確保し、下階にズシンと響くような重量衝撃音が軽減されています。また、リビング・ダイニング、キッチン、洋室、廊下には、お手入れがしやすい木目調シート仕上げのフローリングが採用され、遮音性能により、床に物を落とした時のコツンという音のような軽量衝撃音の軽減にも配慮されています。なお、プレミアムフロア(24F～26F)は、二重天井の上、さらにコンクリートスラブと床の間に空間を設けた二重床も採用されています。

戸境壁

また耐火遮音壁の厚さは約140㎜が確保され、生活音の伝わり方に配慮された構造になっています。

※一部耐火遮音壁となります。

防音サッシ

野外の音を低く抑える性能を持つ遮音等級の防音サッシは、2枚のガラスを使用した合わせガラスのため、外壁・床スラブの遮音対策に加えて、より静かな居住空間を実現しています。

※遮音効果は諸条件により異なります。また、遮音性能はサッシのものであり、実際の住戸における遮音効果とは異なります。

給気口

外からの音は、窓からのみでなく給気口からも入ります。『ＢＥＬＩＳＴＡ神戸旧居留地』では、防音タイプの給気口を採用し、サッシだけでなく給気口にも配慮されています。

排水管

パイプスペースには住戸内をタテに貫通する排水管が通り、流水音がすることがあります。排水管が居室に直接面する場合には、排水管にグラスウールを巻き、さらに遮音シートを巻くことで遮音性が高められています。

断熱対策

外壁

外部に接する住戸の壁は、ALC(軽量気泡コンクリート)約100㎜の厚さが確保されています。内部には熱を通しにくい断熱材(発砲ウレタンフォーム)を吹き付けることにより、壁の断熱効果が高められています。

断熱材

マンション全体の断熱性能を高めるために、屋上に約30㎜、外壁に約25㎜、住戸の最下階の床に約35㎜の厚さの断熱材が施されています。また、外壁に沿った住戸内の一部の壁や天井から、約450㎜折り返して断熱材を施すことで(南面を除く)外の冷気が住戸内の壁に伝わるのを防ぎ、結露の発生が抑えられています。

屋上外断熱

直射日光の影響を最も大きく受ける屋上は、コンクリートの外側に断熱材(硬質ウレタンフォーム)を約30㎜敷き詰める外断熱方式が採用されています。さらに天井は二重天井が採用され、コンクリートに直接クロスを貼らず、空気層を設けることで、さらに断熱性が高められています。

安心・安全・快適

フラットフロア

廊下からリビング・ダイニング、洋室、和室、キッチン、洗面室等に至るまで、住戸内の段差を小さく抑えたフラット設計が採用されています。お子様やご年配の方のつまずきに配慮し、安心快適に暮らせるようになっています。

24時間換気システム

常時居室の給気口から新鮮な空気を取り入れながら低風量で強制換気を行い、室内に溜まりがちな汚れた空気や臭いを室外に排出する浴室暖房乾燥機が採用されているため、快適な室内空気環境を保つことができます。24時間換気機能付です。

安全性能付エレベーター

地震や停電・火災など万一の際には、地震・火災時管制運転装置や停電時自動着床装置などを備えた安全性能の高いエレベーターが設置されています。また、エレベーターの異常発生時には、エレベーター保守会社へ自動通報され適切に対応されます。

ホルムアルデヒド対策

建材や内装材などに含まれる化学物質の影響で、喉や目の痛み、吐き気、頭痛などが起きるシックハウス症候群。人体に悪影響を及ぼす、その化学物質の代表的なものがホルムアルデヒドと言われています。その対策のひとつとしてクロスにはノンホルムアルデヒド仕様の接着剤を使用し、また、フローリング、室内ドア、キッチン収納扉、クローゼット等の素材に使われる合板などには低ホルムアルデヒド仕様の製品を使用するなど、内装材の選定にも配慮されています。

手摺補強下地

玄関や廊下・トイレには、将来手摺が必要になった時に、手間のかかる工事をしなくても手摺が付けられるように補強下地があらかじめ施されています。

※下地補強は特定の範囲に限定して施工されています。

※コンクリートについての説明は、構造躯体及びそれと一体となってつくられた鉄筋コンクリート造の部分となります。具体的には、住棟（住宅を含む建物）の壁、床、柱、梁、基礎等であり、電気室やゴミ置場等の付属建物、機械式駐車場ピット等の工作物、外構の堀や擁壁、花壇の基礎等、その他エントランスアプローチや駐輪場等土間や杭に使用されるコンクリートは対象外となります。
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